移ろい


 写真は、白花山芍薬の芽。去年は、蕾はできたが開花しなかった。標高があと100メート高いと白花山芍薬が繁殖するが、ここは赤花山芍薬が繁殖する。だから種をまくと赤花の種はどんどん発芽するが、白花は30分の一ほども難しい。棲み分けの境界線があるように思える。苗を植えてもなかなか根付かない。鳥が運んでくるのは、赤花ばかり。ここでは白が貴重なのだ。白花は、花が大きく葉の上に出てくるので見栄えも素晴らしい。赤花は、葉の中に恥しそうに咲くので、色はいいのだが今ひとつ見栄えが良くない。さて今年、見栄え良く咲いてほしいものだ。